★ 流れ星の器 ★

本ブログは基本、私・巽★敬が拝見したエンターテイメント(映画、ドラマ、アニメなど)感想、自作のイラストや小説などを掲載していくブログです。時々関係無い日記も書くかもしれませんが、お気軽にお越しください。pixivでも活動中です。https://www.pixiv.net/member.php?id=925764

トランスフォーマー 最後の騎士王

トランスフォーマー/最後の騎士王の感想です。

 最近見た映画の感想が結構溜まってる為、これから少しずつ掲載していくつもりです。

今回はかなりネタバレありなのでご注意を

何時もに増して爆発の数々、現実と区別のつきにくいCG、はやりこう言うのはハリウッド映画の醍醐味ですね。

 ファンならばご存知の方は居るでしょうけど、マイケル・ベイ監督は兎に角愛国心が強い人です。彼が手掛ける映画にはいずれもアメリカ国旗が登場し、米軍は何時もカッコ良く描く為評価が高いと言われる程。その作風は見事にトランスフォーマーにも表れており、一部従来のTFファンから苦情がくる事もあるとか。

 脚本がいい加減だと言う意見も見かけましたが、私個人としてはこれまで人間とオートボット共闘してディセプティコンに挑んでいく実写TFには比較的楽しく見て来た方です。そもそも洋画は本来日本人以外のスタッフで制作されるのでどうしても私達日本人の捉え方がズレてしまうのは当然だと割り切ってたつもりでした。

 

今回は敵として創造主・クインテッサが登場、地球に眠るユニクロンと言う非常に重要なワードが登場し、アーサー王伝説から交流していたトランスフォーマー、地球に衝突しようとするサイバトロン星など、物語上でもかなりの盛り上がりを見せます。

 

しかし全体的に腑に落ちない部分も多く、ここから先は少しその辺を多く書いていくのでご注意下さい。

 

 

 

流石にトランスフォーマーより人間に重点を置き過ぎに思えました。ダークサイドムーンでのセンチネルプライムの裏切りが原因で人間とオートボットの関係はかなり酷い物となり、米軍と大々的に協力するオートボットと言う構図も難しくなりましたがそれでも何と言うか、今まで以上にストーリー展開が強引な印象を受けた気が。

 

 例えば今回はバリケード再登場、オンスロート、ニトロゼウス、モホーク、バーサーカー、ドレッドボットと言った今まで以上に個性の強いディセプティコンメンバーな上に初登場時には名前まで表示される演出がなされてるのに殆どのキャラは何時の間にか死亡、もしくはフェードアウトです。予告でも紹介され一番の見どころと思ってたネメシスプライムとバンブルビーの対決もかなりあっさり終わった印象でした。

 これまで何度修理しても上手く行かなかったビーの声の発生器が、オプティマスを説得する為に奇跡的に回復するのは非常に上手い展開には思いますが、その後洗脳が解かれたオプティマスは「ビーの声を聞いたのはサイバトロン星での戦い依頼だ」と述べます。しかし第一作目の戦い終了直後にはビーは一時的に自分の声でオプティマスと会話しました。10年も続いてるシリーズ故に制作側はその辺の部分を忘れてしまったのでしょうか?それともどうしても変更せざる得ない理由があったのでしょうか。

これだけ長い間シリーズが続くとどうしても過去作との矛盾点が増えて行くのは仕方ない事なのかもしれません。

 

前作で復活したガルヴァトロンは何時の間にかメガトロンに戻ってます。人間に造られた体など嫌だったのでしょうか。これは個人的な意見になりますが、もう少しロストエイジの姿で頑張ってほしかったですね。あの粒子分解能力はかなり便利でしたし、あれさえ有れば決戦時にヤクザキックで吹き飛ばされる事も無かった筈。

 

また、仮にも地球人側を活躍させるにあたって私が思う事を一つ。

今回予告にも登場したイザベラ(演:イザベラ・モナー)はダークサイドムーンで廃墟と化したシカゴで一人暮らす少女です。両親はディセプティコンに殺され、キャノピーやスクィークスと言った無害なTFと共に細々と暮らし、機械いじりが得意で他のTF達をある程度修理できると言う非常に美味しい役所です。

 

TFとの理解もあったケイド(演:マーク・ウォールバーグ)に着いてくるぐらいなので何か重要な役割があるのかと期待しましたが、以降これと言った活躍と言えば、後半の陸軍とケイド達の作戦に勝手に同行しスクィークスに邪魔になる砲台の破壊を命じた事。

スクィークスは始めは無害なTFかと思えばいざ砲台に近づくと「ファッ〇ユー」発言と共に腕を巨大な銃に変形させ砲台を爆散させました。

彼女の起点で作戦が進んだとも言えますが、どうも解せません。頼むと言う行為だけならケイドでも出来ますし、友達であるTF(キャノピー)が殺されたのに生き残った友達のTFを前線に送り込むと言う行為に違和感を覚えたかも。最も地球消滅の危機なので手段を選ぶ暇などなかったのでしょうけど。

 トランスフォーマーの事を何も知らなかったヴィヴィアン(演:ローラ・ハドック)よりも、私は友人(キャノピー)を殺され傷つきTFとも心を通わせるイザベラの方が余程感情移入し易かったので、いっそあの杖を扱えるのは彼女にすればもっと盛り上がったのではないかと考えましたが、子供を戦わせる事を良しとも言えません。

だからヴィヴィアンの様なオックスフォード大学の教授で優秀な女性をケイドの新しい人生の相棒と言う位置づけたのかと思えましたが、どうしてもケイドと接点が無さ過ぎて唐突に登場した印象を持ってしまうのです。

 

 TFのストーリーは過去のアニメでもかなりいい加減な部分はありましたが、それでも文句が少なく見れたのはオートボットディセプティコン共々個性豊かなTF達の活躍に常にスポットライトが当てられてたからです。

実写は実写なので俳優さんたちを目立たせるのは当然です。しかし、それをやり過ぎるとTFでやる必要が薄れてしまいます。この際、オートボット側にプリテンダーでも居てくれれば、なんて考えてみましたがどうでしょうか。

 

毎回ベイは今回でTFの監督は最後すると言ってましたが、実際は既に14作品の脚本を構想してるそうです。正直ファンの意見としては、やはり物語をTF達に重点を置き上映時間をもう少し短くしてほしいと言うのが願いです。

 

 最後に、今回登場した新キャラの中で一番気に入ったのはコグマンです。