★ 流れ星の器 ★

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「平成ライダーを愛した全ての人へ」 平成ジェネレーションズFOREVER 感想

www.movie-taisen.com

この日の為に予定を組み、公開初日に観覧いたしました。

今までのライダー映画と違い公式では試写会を行わない等徹底した情報統制を行っていました。
私もこれに従い暫くの間はライダー関連の情報は検索しない等の処置を取り公開初日に供えていたのですが、今回はその行為が報われた感じがします。

 

私が見た映画館では、あのレジェンドが登場した途端歓声が起こり上映終了後は拍手喝采となりました。
これまで幾度となく仮面ライダーの映画に足を運んで来ましたがこの様な経験は初めてです。
それだけ今回の映画は平成ライダーを愛して止まなかった人たちの胸を打った事でしょう。

 

物語の構成事態決して斑が無かったと言う訳ではありません。しかしそれ以上に得る物がこの作品にはありました。

 

今回の映画の今でも仮面ライダーを愛しているファンの方々、以前好きだったけど飽きただろう人達等にも真正面から問い掛けるテーマとなっています。

 

私自身、最早子供でもないのに未だにライダーを視聴し、何時しか気喰わない展開が有れば大人気なくあれこれ駄目だしをする様な人間になってしまいました。最も私の場合「自分の作品を作る為の参考」と言う、ファンにしては少々特殊な理由も存在しましたが、人目を気にするタイプの人間であるが故に「子供向けだから」と言う理由で何度もライダーの視聴を止めた方が良いんじゃないか?と考えた事もあります。しかし結局20作分の平成ライダーを視聴してしまってます。


それは何処かしら物語の人物達を応援したい気持ちがあったのでしょう。
本作はそんな何だかんだ言って平成ライダーを見て来た人達に是非とも見てほしい内容です。特にクウガからジオウまで20年以上ライダーを見続けた方々なら必ず感極まる筈。

ここからは物語のネタバレを含んだ感想です。

 

 

本作ではそんな平成ライダーの一視聴者であるアタルと言う人物が虚構の存在であるライダー達と出会います。
嘗ては純粋な気持ちでライダーを応援し、いい歳なってもライダー関連のグッズを部屋中に飾る程のライダーオタクですが、
何時しか彼の中でライダーはただの現実逃避の道具になってしまいました。

「自分は物語の中だけの虚構の存在」そんな光景を目の当たりにしたライダー達。
しかし彼らは物語の中で必死に戦い続けた彼等だからこそ導きだせる答えを提示します。

 

彼らが出した結論、それは「虚構とか実在するとかに大した意味は無い」と言う物。

 

全ての創作物には必ず製作者が存在し、その製作者の想いの中からキャラクター、ヒーローが作られます。
小さい頃はそのヒーローが実在すると思ってる時期も有りますが次第にそれは虚構だと知ります。
しかし虚構だからと言って必ずも何かが生まれない訳ではありません。
小さい頃にヒーローを夢中になって応援した気持ちは間違いなく現実に存在し、時にはその気持ちが一人の人間を支える事も可能なのです。
↓ こちらではその実例の一部を紹介します。

https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/21625.html

https://withnews.jp/article/f0160403002qq000000000000000G00110401qq000013203A

https://www.buzzfeed.com/jp/seiichirokuchiki/hero-hearted

 

肝心なのは、何を残せたか。
これらも踏まえてライダー達が導き出した答えを目の当たりにし、アタル自身も変化が訪れます。
例え虚構の存在だろうと自分がライダーを応援してきた気持ちは本物である。
自分達が覚えていればライダーは側に居る、と。

20年以上に渡り多くのファンを掴んで来たシリーズだからこそ説得力のある言葉でしたよ。
一見極論にも見えるもこの結論は、少なからず私の中に響いて来た事は間違いありません。電王本編の根幹でもある「人の記憶こそが時間」が、虚構の存在義と言うこの映画のテーマにもベストマッチした結論です。

物語最後のモノローグシーンでは遂に涙を抑えきれなくなってしまいました...。

 

ついでな話、今回の映画はテーマと言い設定と言いかなり複雑に構成されている為子供の視聴者等には解り辛いのでは?と言う疑問も有りましたが、
映画館を出た直後に電王の視聴者だったであろう親子の「最高だった」と言う感想が聞こえ、無事子供でも楽しんでもらった様です。

 

平成最後の記念作品として、長年ライダーを視聴して来た自分にとって最高のプレゼントを頂きましたよ。