★ 流れ星の器 ★

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仮面ライダーゼロワン 5話 感想

遅くならない内に早めに描いておこうと思います。

 今回は或人が子供の頃から憧れてた人気漫画家・石墨とそのアシスタント型ヒューマギアが登場。

石墨は仕事場にヒューマギアを取り入れてから作品に対する情熱を無くし、今ではあらゆる仕事をヒューマギアに任せっきりでした。また使い古したヒューマギアを手荒く扱います。或人はそんな石墨にもっと情熱を持って漫画を描いてほしいと自らの意思を訴えます。

 

この話は大きい視聴者にとっては賛否の有る話じゃないでしょうか。

「情熱を失ってしまったら人間はヒューマギアの優秀性に負ける」
この台詞からして或人はただヒューマギアが夢のマシーンと言う意思を他人に押し付ける訳ではない事が伺えます。
あくまでも一緒に働ける可能性を持つパートナーとしてであってただそれに甘えるだけでは駄目だと。

流石に個人的な感情で商品の発注をストップするのは経営者として有るまじき行為ですし、まだまだ社長としては未熟な部分も多い様子。

ですがお世辞でも自社の製品をあんな風に扱われて良い気分はしないでしょう。

 

私は「或人の気持ちも石墨の気持ちも人として当然」と言う見方をしています。
少なからず自分よりも作業も技術力も高い存在を目の当たりにすれば創作家としての情熱は薄れるのは人として当然でしょう。それに加え人間の心情と言うのは年齢や時間経過、または自らの待遇に左右され易いです。
これは流石に予想ですが、石墨がヒューマギアを手荒く扱っていたのは、一人の漫画家として創作意欲が冷めきった自分への不満やヒューマギアを妬ましく思える気持ちも有ったのかもしれません。
「どうせ俺なんか居なくてもコイツ等がクオリティの高いモン描いてくれるんだろ」と言う感じで。

しかしストーリーも作画も他人に任せっきり、締め切りすら間近に迫ってるのに自分で全く対処しないとなると、それでは漫画家の存在意義が問われます。
小さい頃からのファンとしては或人の反応はあたり前でした。行動が正しいかどうかではなく、人としては真っ直ぐと言えます。

 

それに今回マギア化されたGペンはヒューマギアを酷使する石墨に対し敵意と思わしき反応をしめしてました。このまま放置していたら最悪な事態が待ち受けていたかもしれません。

遅かれ早かれ石墨にとって今回の様な出来事は必要だったのでしょう。
ゼロワンやバルカンの戦いを目の当たりにし再び創作意欲が湧きたった石墨。何とか丸く収まる事が出来ました。
結局情熱を持てる存在は心だけ。と言う訳です。

しかし或人流石に人の家で変身は止めましょう、ホッパーやファルコンの影響で家が壊れます。
多分最後の修理費はお詫びとして飛電インテリジェンスが保証したのでしょうね。

 

それにしても他のヒューマギアは直ぐ戦闘員にされるのに毎回イズだけがマギア化をあえて避けられてる印象があります。
前社長はヒューマギアが悪用される事を予期してました。マギア化に対するセーフティでもイズに予め組み込んでいるのか、それとも他に理由があるのか。