★ 流れ星の器 ★

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荒野のコトブキ飛行隊 完全版 感想

お久しぶりです。

この間約9ヶ月ぶりに映画館に行きました。

 コトブキ飛行隊はファンアートを描くぐらいには愛着が有ります。

今回の映画はTV版の総集編+新規シーンと言った感じで纏まった完全版。
この作品、本当にレシプロ機への拘りが凄まじいです。


戦闘機の事には詳しくありませんが、水島努監督を含む制作側が創りたい物がこれでもかと感じるアニメだと思います。
ドッグファイトシーンは全体的にBGMが少なくされており劇場版の音響環境にマッチして臨場感溢れてます。
最終回でも凄まじかったイケスカ市街戦は必見でしょう。

 

しかし初見でストーリーを期待する人におススメは少々し難いかと。
あくまで総集編であると言う事は予め紹介されてましたが、
やはり全12話有った物+新規カットを2時間弱の尺に収めている為、
初見の人には説明不足な箇所が増えました。

例えば個人的には結構気に入ってるラハマの雷電奪還のエピソード。
完全版ではトリヘイの浮世絵に対する熱意や姐さんとザラのやり取りがバッサリカット。
この為後半の自由博愛連合戦で彼等が羽衣丸を援護する理由が解り難くなってしまいました。

他にもキリエとナオミのやり取りも全てカット。
本当に最低限必要な部分だけを纏めた印象です。

 

主な追加シーンで印象が残ったのは、イジツの今の文化が出来た大まかな歴史。
コトブキ飛行隊の結成経緯。
個人的にはキリエとエンマの初対面のエピソード。
あの世界桜咲くんですね。キリエって衝突多いですけど何だかんだで自分とは正反対の人物と上手い関係築けてると思います。

また新規カットにより本編内で暗躍してきたイサオの内面も描かれ、彼の凶悪ぶりに拍車がかかってました。
そしてユーリア議員、意外と愛くるしいパジャマ着るんですね。

本編放送中この映像を映画館で見れたら、と言う想像してた方はそれだけも爽快感は感じれるのではないでしょうか。