★ 流れ星の器 ★

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結城友奈は勇者である-2期 4話 感想

遂にこの話が来てしまった...
ネタバレ防止設定は何時もの事ですが一応注意書き。
4話視聴後にこの記事をご覧ください。

 前半は遠足で皆と戯れる勇者達一行。須美が怪談好きだったり、園子が大量の甲虫と仲良くなったり、銀がクラスのこの妹からサインをせがまれたり、安芸先生は意外とピーマン苦手だったり。

 後半は下校中に襲来したバーテックスとの戦闘。
今回登場したのはスコーピオン、サジタリウス、キャンサー。
これまで1体ずつとしか戦ってこなかった須美達にとっては規格外の戦闘になります。2体と見せかけて潜んでいた更なる1体による不意打ちにより、須美と園子が致命傷を負って再起不能に。
残った銀は2人を安全な場所へ逃がした後、たった一人で3体のバーテックスへ挑み、そして....


はい。何度見てもキツイです。
前半後半のノリのギャップ、担当声優さん達の熱演、小説からの映像化により改めて身に染みる銀の壮絶な最後。
原作では完全に撤退するまで見届ける為と表記されていた、仁王立ち状態での絶命は武蔵坊弁慶が元ネタでしょうか?
幾つもの光の矢が刺さった事を考えると有り得なくないかもしれませんが、これを愛着の湧いたキャラでされるのはかなり心に来ます。

私ももし小説を未読のままこの話を見ていたら間違いなくため息を吐いていたでしょう。

 

また今回登場したスコーピオン・バーテックスは銀の他にも過去に2人の勇者を血祭に上げており、一部のファンからは「勇者キラー」と呼ばれる程恐れられた存在です(この詳細は公式ノベライズ「乃木若葉は勇者である」で確認できます)。
現在、電撃G's magazineで連載中の「楠芽吹は勇者である」の最新話にも登場しておりファンの不安を煽っている憎いヤツですよ。
因みに自分の住む県では雑誌の発売が遅れるので最新話はまだ未読です。ああ、これで芽吹の仲間にも遂に犠牲者が...?

 と言っても今回銀に致命傷を与えたのはサジタリウスですけど。

 

三ノ輪銀は享年11年と言うあまりに短い生涯を終えました。彼女が神樹様を死守したお陰で世界は守られましたが、残された者達の傷はそう簡単には癒えません。しかしあの散り方は作中一度も弱音を吐かず誰よりも他人想いだった彼女だからこそ出来た事だと言えます。

 

少しネタバレになりますが、彼女の死が決して無駄にならない事がせめてもの救いでしょう。