仮面ライダージオウ 3、4話 感想
ビルド編では少々把握し辛かった大まかな設定も今回で大分把握出来る様になってきました。
・アナザーライダーが居ると同じ能力を宿したライダーは存在出来ず歴史が変わる。
・アナザーライダーはライダーの力でしか倒せない。
ライダーの力を伝承すればそのライダーの存在は歴史から消え変身していた人間の記憶からも消えると言うデメリットには流石にソウゴも気が引ける様子。
しかしこれだとゲイツが既に所持しているドライブアーマーとゴーストアーマーは何なのでしょうか。
レジェンドのライドウォッチを入手するとライダーの存在が消えるのは不自然である事は2話目のゲイツの反応で立証出来ると思います。
ジオウがウォズの言うライダーの力を受け継ぐ者ならばゲイツもレジェンドライダーの力を所有しています。
いずれこの件も明かされて欲しい物です。
ソウゴは「王様になる」と言う夢のせいで白い目で見られてるかと思いきや、意外と人間関係は良好でした。
友人だけでなく命を狙いに来たゲイツも積極的に助けようとします。
年上や医者に対してもやたらタメ口なのは気になりますが、高校生らしい、もしく夢が王様なのだからこの位の態度が丁度良いと言う事でしょうか。
そして3、4話はエグゼイドが登場。
2016年に活躍していた、ゲームと医療を兼ね備えた要素を持つライダーです。
仮面ライダーエグゼイドとしての歴史が無くても、宝生永夢は医者として患者を救う、やる事は変わってませんでしたね。
誰かの手を無暗に借りず自分の力で何とかしようとする部分も彼らしいと言うか。
今回アナザーエグゼイドに変身した飯田と言う人物は誤ったやり方で息子を救おうとした父親でした。
(尤も、これ等の要素が小説版マイティノベルXを見た後だと視聴者としては複雑な心境極まりないのですが)
飛彩は3話でソウゴ達には「何故か君達とは協力しなければならない気がする」と言って積極的に強力してました。
その理由は4話で2016年の頃にゲイツと会ったからだったようです。
部外者にカルテまで見せるのは流石にやり過ぎとは思いますが...それ言ったら切りがなさそうです。
ウールに続きタイムジャッカーのオーラも登場。
飯田をアナザーエグゼイドに選びます。この人達はライダー達の歴史をどれだけ知っているのでしょうか。
天才外科医である飛彩を知っているとすれば、紹介すれば飯田の子供の病気も直せそうな物をそれも教えずアナザーライダーにしたと思うとかなり悪どいです。
彼らがオーマジオウに変わる王を生み出すのが目的の様ですが果して本当にそれだけが目的なのでしょうか?
エグゼイドアーマーで戦うジオウ。必殺技はエグゼイド決め技時に出てた文字で攻撃する要素があります。
何だかマーベルvsカプコンのデットプールがこんな事してた様な?
こうやって歴代の必殺技がソウゴレベルの演出になるのは面白い試みです。
しかし、歴史が消えると言う事はライダーがこれまで歩んで来た物語が消えると言う事。
理不尽に人の命を奪う怪人も歴史から消えれば主人公も過酷な戦いを強いられる事もなくなりそうですが、同時にその歴史だからこそ会えた人物も要る訳です。
嘗てエグゼイドを観た者からしてこの設定を見るとどうしてもバグスターであり味方だったパラドやポッピーの存在が気になります。
怪人も存在しない歴史になるのならばその歴史の中で生きて来た味方サイドの怪人はどうなるのでしょうか。
大人の事情もある程度承知はしていますが、あらゆる登場人物が歴史を変えようと行動するジオウ。
これらの行動のツケが何時か反って来そうな、そんな気も致します。