★ 流れ星の器 ★

本ブログは基本、私・巽★敬が拝見したエンターテイメント(映画、ドラマ、アニメなど)感想、自作のイラストや小説などを掲載していくブログです。時々関係無い日記も書くかもしれませんが、お気軽にお越しください。pixivでも活動中です。宜しければ右下のリンク集からどうぞ。

結城友奈は勇者である 大満開の章 6話 感想

6話感想。原作熟知及び本編ネタバレに注意

 

うん、まあ予想通りキツイのが来たなと...

 

原作ノベルは読んでますが、
映像になるとやはり衝撃の強さが違います。


人知れず戦うヒーローがこのストレス社会で正体を明かすとどうなるか、

その手本になるような状況。

 

安全圏で人を中傷出来る連中など皆同じ。


今やPV数稼ぎの為にあえて逆張するアフィブログや動画の数々。
一々気にするだけ損です。

が、それを中学生一人が受け止め切れるでしょうか?

 

千景はのわゆを語る上では外せない存在。
彼女の行動が今後神世紀に至るまでの大赦や勇者の在り方を決定付けたと言っても過言ではありません。

尺の都合で大体がカットされてますが制作側が描きたい物は伝わって来ます。
彼女の悲惨な人生を遺憾無く表現してるのですから。

 

若葉の千景に対する説得は正論でしかないです。
正論で全ての人が上手く動くなら苦労はしません。
若葉も若葉で必死ではありますが、千景の気持ちに少しでも気付けたら結果は違ってたのでしょう。
千景も自身の事を打明けなかった為無理も無いですけど。

 

逆鱗に触れたのは死んでいったタマと杏への冒涜、
兇行の原因は切り札の副作用とされてますが
彼女の環境を考えれば決してそれだけではないでしょう。

しかしこの構成だと彼女勇者らしい優しい一面はアニメのみの視聴者には伝わり難いでしょうね。
結果的に味方や市民に刃を向けたのですから。

 

そして幾ら恐慌時代の始まりで対策が手探りだったり権力も政府の方が上だったとしても勇者をプロパガンダに利用しときながら劣悪な家庭環境や世間の声も把握せずSPも付けず実家へ帰省させた大社も道徳心が有るかすら怪しい。

 

アニメではカットされてますが、勇者になりたての頃に千景は一度帰省して

村人たちに評価され機嫌が良くなりました。
それを見込んでの再一度帰省なのだったのでしょうが、タマと杏が死んでからは状況が全く異なります。

大社がどのような状況に陥ってるのか明確な描写が無いとヘイトは続く一方です。