★ 流れ星の器 ★

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結城友奈は勇者である 大満開の章 5話 感想

原作「乃木若葉は勇者である」のネタバレも存在します。

神世紀301年1月5日。

退院祝いと同時に大赦に隠れて勇者御記を皆に読ませる園子。
この時点で友奈が天の神に祟られ、園子は何かしら事情を察してました。
いざ皆で対策を練る為に歴史を知りたかったのでしょう。

 

これにより今回から西暦勇者編がスタート。

しかしいきなり杏とタマ戦死...
諏訪で大奮闘してた歌野はナレーションで死亡確定。
原作小説上巻を大幅カットし中盤からのスタート。

不満が無い訳では無いですが、勇者部が検問されつくしてる勇者御記を読んでると考えればこのダイジェストも上手い構成。
全編を忠実に再現されると視聴者がメンタル的に追えるか怪しいので。
とりあえずアニメ版のみの視聴者には西暦の過酷さは伝わった事でしょう。

 

結城友奈と酷似してるとは言え状況や世界環境の違いか、鬼気迫る姿が印象的な高嶋友奈。

「切り札」は例えるなら初代勇者版満開システム。
神樹様内にある概念データにアクセスし精霊を自身に宿す力。
多少戦闘力はある程度上がるも宿した精霊によって多彩な副作用が存在します。
高嶋友奈は特に強力な酒呑童子を使用した為に全身出血で重体。
勇者システムの散華が可愛く見えるレベル。
ここまでやっても満開よりもずっと弱いのが悲惨過ぎです。

 

のわゆ原作ノベルが発表されたのは2015年。
何気に総理が安部元首相似なのが驚き。
現実味は在れどコロナ対策以上に身体壊しそう。

 

コロナ過を経験した分、ネット民の反応は一層リアル。
あっちでは知事や議員などが感染者や医療従事者への誹謗中傷撲滅を呼び掛けてましたが西暦勇者の世界にそんな配慮は見当たりません。

 

歳相応かつ周りが気になりエゴサに手を出す千景。
良い大人ならこう言う事態は少なからず目に見えた筈。
ネットを扱わない様勇者に教育、もしくは中傷禁止と周りに呼び掛けなど
これぐらいのフォローも怠った当時の大社。
つくづくヘイト部分が露呈する組織ですよ。

 

次回は小説通り千景は実家に戻る様で。
千景の父親は出るのでしょうか?
個人的にはカットされるのではと予想。
防人編や尺を考えるに千景が人間不信に陥るには誹謗中傷した市民だけで十分説得力があるからです。
と言うか単にあの毒親を映像で見たくない。
どんな外道でもヴィランはある程度結末がカタルシスとして定着します。
しかしこう言う醜い市民は迂闊に制裁出来ないのでストレスが計り知れないです。
実際に居そうだなとリアリティある分余計に。

 

ここまで大胆にカットしたのだから、のわゆ編はいっそ次回で終わってほしい気すらします。

 

そう言えばゆゆゆいでリリ奈と柚木友奈が登場するそうですね。
勇者史外典はまだ読んでません。
11月末に単行本が販売されるそうなので何れ購入する予定。