★ 流れ星の器 ★

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ガンダムビルドダイバーズ #06「過去と未来」 感想

自分達のフォース結成を目指すリク達はモモの高完成制度なカプルを制作した人物がナナミの兄、コウイチである事を知り早速スカウトに向かう。
コウイチは嘗てマニアなら知らない者は居ない程凄腕のガンプラビルダーであったが、4年前に起きたある出来事を切欠にガンプラバトルを引退していた。

 □GPデュエル(GPD)
4年前まで流行していた、現実世界でガンプラをそのまま動かし操縦するゲーム。GBNの前進でありビルドファイターズやトライの
ガンプラバトルの様な物の様です。GBNが流行りはじめてからは廃れた模様。
廃れた理由は明かされてませんがある程度予想は出来ます。
直接戦うのでバトル後はガンプラが破損。修復が面倒だったり。
それに何気に今回、個人が使用するダイバーギアとコントローラー(バーチャロンっぽい?)が初登場しました。これとPCさえ有れば家に居ながらもGBNにダイブ出来る様です。
となるとわざわざマシンが設置された施設に足を運ぶ必要も無くなる筈。
はたまたGBNはアバターにより容姿も名前も自由に変えられるので匿名性が高く知らない人物とも気軽に話せる事が可能。
何だかゲームセンターとスマホゲーを思い浮かべました。

それにしてもコウイチとGPD仲間が集まるプレハブがビルドファイターズトライと似てるのは何か意図が有るのでしょうか。
プレハブなんてどれも似たような物ではありますが、視聴者としてがどうしても浮かべてしまいます。


◆ナナセ・コウイチ 声:田丸篤志
使用ガンプラ:ガルバルディβ
全日本ガンプラ選手権第3位。世界大会総合8位と凄腕のガンプラビルダーとして世界を轟かせてましたが、4年前に友人全員がGPDを突如止めた事にショックを受け、以来孤立した日々を送ります。
ほぼ引き籠り状態だった為かナナミの計らいで店の展示用のプラモデル制作に明け暮れますが表情は暗いまま。
「何時から僕は、好きな物を素直に好きと言えなくなったのだろう....」
この台詞は長い事趣味や夢中になる物を続けて来た人なら誰でも陥る気持ちではないでしょうか。
初めてやってた頃の方が一番輝いてて、時が経てばそれが心の底から面白く感じなくなる。
それでもガンプラ自体を嫌いになった訳ではないので制作は続ける事は出来ましたが、彼の気持ちはずっと止まったままだったでしょう。
選手権で制作したガンプラガルバルディα、GPDで扱う期待はガルバルディβ。ガルバルディに対する拘りはかなり強かった模様。
お試し様に作っていたアカウントを持っていて、ディメイション内でのアバターは白髪の若いエルフ。

 

リクユッキーモカ
今回はコウイチの心の立役者。はじめはフォースに入ってほしい一心でコウイチに直談判を繰り返すも彼の気持ちを知ってからは
フォース入りを無理強いしなくなります。
リクはバトルは止めてもガンプラは好きで居てほしいと言う理由でコウイチ達が放置してたGPD用のガンプラをモモとユッキーと共に修復します。
こんな事されたらはたして泣かずいれるでしょうか。


◆サラ
GBN内でコウイチと出会いガンプラが好きかどうか問う事で、彼が改めて自分の気持ちと向き合う切欠を作ります。
にしてもコウイチとは初対面でアバター姿なのに一目で彼がカプルの製作者で有る事を言い当てます。やはりダイバーのリアル姿が見えてるのでしょうか?

 

◆ツカサ
使用ガンプラ:ガンダムアストレイレッドフレーム
何とコウイチとは嘗てのGPD仲間であった事が判明。
GBNが流行してから「時代は変わった」と一言言ってコウイチの前を去ります。話の流れからして止めて以降連絡すら取り合ってない様子。
普通遊びを止めただけで友人と決別する物でしょうか?
GPDマシンから流れた記録映像による仲間達とは全国大会で優勝を掲げる程ガンプラには凄まじい熱意が有ったと言えましょう。
同じガンプラバトルでも直接リアルで出会って戦うGPD、ネットワークの世界で交流出来るGBN。
これ等によっておこるリスクやメリットは何か。これが彼を歪めてしまった大きな理由になりそうです。
と言ってもあくまでも予想でしかないので本当はもっと生々しい理由が有るのかもしれません。
仲間達が無造作に置いていったガンプラの山にはレッドフレームの姿が確認出来ません。と言う事は....

 

◆タイガ、シャフリ、マギー
お試し様に作っておいたアカウントでログインしたコウイチと鉢合わせた上位プレイヤー3人組。
全員リクの知人と解り、あまりにも凄まじい人脈からコウイチを圧倒させました。
ネトゲと言う設定だからこそ無理無く大勢の著名人と集めれますね。

 

パトリック・コーラサワー
GBN内でコウイチから少し離れたベンチで誰かと会話する姿を確認。恐らくお相手は原作00で婚約したカティ・マネキンと思われます。


今回は本当にキャラの心情表現が丁寧で引き込まれた回でした。
GPDの記録映像でガンダム原作の台詞を言い合う様はコウイチ達の楽しさが滲み出てましたし、
口ぶりはGBN等どうでも良い感じでも、シャフリアールが自分を褒めてたと知って後ではしゃぐコウイチ姿は非常にリアル。
何よりもモノアイの輝きで修復されたガルバルディβが無機質なのに笑ってる様に見える演出は見事です。
リク達のお陰でコウイチはフォース入りを決意します。
次回から彼が扱うガンプラガルバルディの改造機、ガルバルディリベイク。
鉄血のオルフェンズに登場するMS、ガンダムグシオンリベイクの要素を取り入れたガルバルディですが、
コウイチの再スタートと言う意味合いでの"リベイク"と言う事でもあるのでしょう。