★ 流れ星の器 ★

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マギアレコード 2期 7話 感想

最終回直前に7話感想。ゲームは未プレイ。本編ネタバレ注意。

 

キレ―ションフェントフォープへ集まったいろは・やちよ、まどか・ほむら・さやか・杏子の6人。

この時スピーカーから流れたのは1期1話で小さいキュウべぇが歌ってたウワサ数え唄が流れます。

そしてその小さいキュウべぇも何時の間にか灯花とねむの側に居ます。

そろそろこのキュウべぇにも何か情報が出てほしい所。

何等かの理由で姿を変えたういなのでしょうか?

しかしウワサ数え唄を流すと言う事はねむ達は小さいキュウべぇの事を知ってる事になります。

ねむは兎も角、灯花はういやいろはの事を忘れていました。

ねむかういがいろはを導く為に作り出した端末か。この辺は今期で解決はしなさそうです。

 

ウワサによって操られた鶴乃とホーリー・マミが登場。舞台は何故か仏壇。

ホーリー・マミの必殺技名はティロ・フィナーレホーリーナイト。

イタリア語と英語がゴッチャ混ぜ。 如何にも外部から異物を与えられた様な名前です。

これ等って灯花やねむのセンスなのでしょうか?だとすれば悪趣味過ぎです。胡散臭さは頂点ですけど。

 

ねむは救済すべき魔法少女を傷つけるなとしますが、相変わらず聞く耳を持たない灯花。

自分達が神様にならないといけない等と言い出します。

とうとう神と来ましたか。ヘイトを溜める点では悪役としては優秀ですね。

 

みふゆは魔法の手紙を使いやちよ達にイブ覚醒計画の詳細を教えます。

そしてウワサと融合したマミと鶴乃を元に戻す様みたまに直談判。

はじめこそ拒むみたま。

 

みたまは戦えない程弱い魔法少女

元は純粋に魔法少女に憧れ人の役に立つ気でした。

しかし戦える訳ではないのでソウルジェムを安定させる調整屋を始めたのです。

調整する際は自分が闇に飲み込まれない為に相手の闇に鑑賞しないのがコツなのだとか。数多くの絶望と魔女化を見て来た自分を何とか保つ為には自らの感情を押しつぶし見て見ぬフリをし続けるしかありませんでした。

 

魔法少女はメンタル面が強く左右されるシステム。

どれだけ心を押し殺しても普通ならあっと言う間に魔女化してるレベルです。

それでもみたまが生きてるのは彼女にもドッペルを所持てるのでしょう。

自分を守る為に会えてキツく当たったり無視する行為は現実でも様々な人がやる手段。

簡単に責めたてる物じゃないです。

設定だとみたまは魔法少女になってから高校を中退したそうです。

魔法少女の悩みなど理解出来なる人が少ないので一般社会に混じるのは苦痛でしょうね。下手すれば得体の知れない眼で見られそうですし。

しかしもう疲れた。そんな彼女に対しももこは自分の負の部分を打ち明け認めつつみたまを説得。遂に心を解けます。

 

マミと鶴乃からウワサを引き離すには憑りつかれた本人がどんな人物かを正確にイメージしながらコネクトの魔法を発動する必要があります。

上手くイメージしないと憑りつかれた本人すら深刻なダメージを与える事になります。

鶴乃には付き合いの長いやちよが。マミにはさやかが。

しかし、結果は失敗。

まどかはさやかが強いマミの事しか知らなかった為、作戦が失敗すると判断し鶴乃を見てコネクト直前のさやかを止めます。あの短い時間でそこまで判断するとは。

 

サブタイトルである「何も知らないじゃない」はみたまの台詞ですが鶴乃の言葉にも当てはまる台詞。

思い返せば、今回の内容は2期1話目でまどかが言っていた「マミさんだって恐かった筈だよ」が非常に重要だったのでしょう。

 

やちよは確かに他人想いでベテランで頼り甲斐ある人物であり常に強く生きる事こそが正しいと信じて来ました。

魔法少女の魔女化はメンタル面が強く左右されるのでそれは決して間違ってませんし多くの物を失ってきた彼女からすれば自分の様な経験を他社に背負ってほしくないでしょう。それが彼女にとって生きる軸でもあります。

 

しかしそれは逆に弱さを否定し続けると同意であり今回フェリシアの気持ちも理解しなかったのはかなり目立った欠点でした。

仲間を必ず守ると言うのは見方を変えれば仲間の力を信じず独りよがりの優しさを押し付けていると言う事。結果、コネクト失敗により鶴乃に重症を負わせてしまいます。

他者の弱さを受け入れず、結果的に鶴野の頑張る像を押し付け失敗したやちよ。

無視しようとした弱い自分を受け入れつつみたまを理解しようとしたももこ。

この2人は完全に対照的でした。

鶴乃に関しては1期でも目立った掘り下げが無く彼女の過去は原作ゲーム勢でなければ知りません。

まして今のみかづき荘組でいろは達は最近知り合ったばかり。長い付き合いであるやちよですら知らないとなると鶴乃と救出は困難を極めます。

捻れたマリオネットの様な関節で尚も笑い続ける鶴乃の姿は酷く悲惨な光景。

これにはやちよも自分の失態もかねてショックが強そうです。

ウワサ鶴乃は「もう頑張らなくていい」「のんびり行こうよ」と無気力な言葉を吐いてました。もしやこれが彼女の本心?

しかし個人の人格をイメージとすると言うのは友人でも中々難しい事。

誰しも見たくない見られたくない一面が存在する訳です。

今回を期にやちよが人の弱さに寄り添える様になると良いのですが自分を責め過ぎないかも不安になる所。

相手を知り弱さを受け入れる事がまどかの言う魔法少女のまま生きていくと言う事なのかもしれません。

次回、覚醒前夜最終回…の前に総集編。

此方の想像以上に製作は難航してる様で。

回はかなり使い回しや解り難さが目立ったので前この辺はBDで大きく修正されそうです。